バニャルカ | ボスニア・ヘルツェゴビナメモ
Banja Luka | Bosnia and Herzegovina Memo

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10月の初めにサラエボから車でスルプスカ共和国の首都、バニャルカへ行った。人口20万人程度のこじんまりとした街、中心にはショッピングモール(ストリート)がある。その周辺がバニャルカの中心地のようだ。

セルビア人の街だから、正教会が街のあちこちに見られた。しかし、クロアチア国境に近い場所では正教会とモスクが混在している地区もある。街をひとまわりぐるっと廻ってみたが、緑が多いという印象が支配的だった。街の外れに鉄道駅があり、駅前がバスターミナルになっている。内戦前は兵器産業が多かったと聞いた。

基本的に市民の足はバスとトロリーバスのようだ。ホテルパラス近くのバス停をしばらく眺めていたが、二連結を含めたバスが入れ替わり立ち代り発着していた。この中のバスには日本政府が公共交通支援として供与したバスがあり、多くのバスが”People from JAPAN"というステッカーを貼った赤白に塗り分けられたバスが多く走っていた。(2004年10月3/4日)

 
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住宅地の一角にあるカフェでケーキとコーヒーを通訳にご馳走した。秋晴れの屋外はすがすがしい。この日は暖かく、冬はいつ訪れるのかといった様子だった。例年なら10月には雪が舞い散るらしい。通訳はドブロブニク近く(スルプスカ共和国)の出身で、ドブロブニクは是非訪れるべきであると薦めてくれた。

泊まったホテルは、Hotel Palace、決してお薦めできるホテルではない。一泊50ユーロ程度であったが部屋は狭く、朝食は食べる気がしなかった。よって2泊くらい滞在しようと考えてサラエボを出発したがここでめげてしまった。

日曜の夕方到着したこともあり、街は静かだった。ショッピングモールも歩いてみたがお店は全て閉まっており、若干のカフェがオープンしているに過ぎなかった。

さて、夕飯をどこで考えていたら、運転手がお城の中のレストランが良いというので行ってみた。オスマントルコ時代の城塞が街の中心部に残っており、その一部がカフェとレストランになっていた。食事だからレストランへ入ったが、まだ早いのか客がテーブル席にはいない。奥の個室から声が漏れていたので聞いてみると宴会をやっているとのこと。果たしてどんなものか、サラエボにいると豚肉を食べることがほとんどなかったのでここではポークソテーを注文した。これがなかなかの味、コーヒーも美味しく、一人ながら楽しい夕食となった。

ひととおり目的を果たしてサラエボへ戻ったが、なにか後ろ髪を引かれる思いがした。

1段目:夕暮れ時のセルビア正教会、ショッピングモール(日曜日だったのでほとんどが閉まっていた)

2段目:レストランのある古城、バニャルカ駅前のバスターミナル(バスは日本政府の無償資金協力)、バニャルカ駅の機関車

3段目:古城とその内部、この中にレストランがある

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